「NURO 光」開通までの期間は?工事が遅い理由とその対処法!


NURO 光はその他光回線と違い、申し込みから開通まで工事を2回に分けて行う必要があります。
その為、開通までに時間がかかるという声もたびたび聞こえてきます。
誰でも、可能な限り申し込みから開通までは期間が開かない事が理想ではないでしょうか。
そこで今回は開通までスムーズに進める為に、工事を2回に分けて行う理由と細かい工事内容をまとめていきます。
目次
NURO 光の工事が2回に分けて行われる理由とは
1回目と2回目の工事は行う業者が違う
1回目の工事
NURO 光の業者が宅内の工事を行います。
NURO 光はSo-net(ソネット)が出している回線の為、「So-netの業者」という認識になります。
2回目の工事
NTTの指定業者が屋外の工事を行います。
このように異なる業者の工事を施す事が必要な為、工事はどうしても2回に分かれてしまう事となります。
※So-net工事とNTT工事両方を同日に工事する事は出来かねる為、工事日を2日確保する事が必須です。
NURO 光の工事内容の詳細
まず、NURO 光の申し込み後~1週間程度で登録の電話番号にフリーダイヤルからNURO 光が利用可能かどうかの連絡と、工事日の日程調整の連絡が入ります。
その際にお客様の都合の良い日時を指定し工事日を設定する必要があります。
※どちらも工事後にご本人のサインが必要となる為、必ず在宅可能な日時での工事を指定しましょう。
1回目So-net工事(宅内工事)
希望した日時の前日までに訪問時間目安の連絡が入ります。
その時間に合わせてSo-netの工事業者が訪問する為、在宅しているようにしましょう。
宅内工事の所要時間としては大体30分~1時間程度です。
①光キャビネットの取り付け
光キャビネットとは「箱のような装置」で、2回目の工事で行う最寄りの電柱から引き込む配線と宅内の光ファイバーを繋げるための分岐点になるものです。
大きさ・・・横77mm 縦183mm 奥行37mm
必ず外壁に設置する事となり(屋根近くの目立たない場所の為外観を損なう事はありません)、ビス留め箇所は3か所、穴は約4mm程度です。
※解約後は撤去工事が入り、ビス留めをした際に出来た穴の穴埋めを必ず行います。
また、稀にmdf内に光キャビネットが設置されている建物もあり、その場合は外壁への取り付けは不要です。(穴あけも無し)
②光ファイバーの引き込み
設置した光キャビネットから宅内へ光ファイバーを入線します。
光キャビネットから引き込み口まで距離がある場合は、配線がたるまないように留め具を使って固定する必要があります。
引き込む方法は主に3種類です。
- エアコンのダクトを利用
- 電話線などの既存配管を利用
- 新規で外壁に穴あけ
どの方法をとるかは工事業者が直接ご自宅の状況を確認して判断する場合が多く、事前に確定する事は難しいようです。
※配線引込み時に穴開けの必要がなかったとしても、光キャビネットは基本外壁に取り付ける為、少なくとも4mm程度の穴をいくつか開ける事は必要となるでしょう。
集合住宅の場合は必ず管理会社や大家さんに確認を取ってからにしましょう。
③光コンセントの取り付け
引き込んだ光ファイバーに光コンセントを取り付けます。
ONUとつなぐ光コードを取り付ける際に必要な差込口です。
- 光アウトレット・・・既存配管から引き込んだ際に取り付ける
- 光ローゼット・・・エアコンダクトや穴をあけた個所から引き込んだ際に取り付ける
以上の2パターンがあります。
④光コードの配線とONUの設置
ONUとは・・・「光回線終端装置」と言い、回線を通ってきた光信号をパソコン等のデジタル信号に変換してくれる機器の事です。
お客様が希望する場所へONUを設置し、光コードを配線します。
以上でSo-netが行う工事は終了です。
>※NUROで貰えるONUは無線LAN機能も完備してある為、別途wifi用としてルーターを用意する必要がありません。
2回目NTT工事(屋外工事)
©Alexis-Gravel
NTTの工事は1回目の工事日とは別日に行います。
工事内容としては、家の外の電線(最寄りの電柱)から光ファイバーを1回目の工事で取り付けた光キャビネットまで引き込み、配線し、完了です。
外にある光ファイバーはNTT所有の為、NTTの指定業者が行う必要があります。
工事が完了後、ONUの電源を入れるだけでインターネットが利用できるようになります。
NURO 光が開通まで遅いと言われる理由と対処法
①工事日が決まるまでに時間がかかる
工事が2回ある事が根源ですが、工事自体ではなく、工事日が決まるまでに何日も経ってしまい、開通まで時間がかかってしまうケースが多いようです。
工事日決定を早める為の対処法
お申し込みから10日以上経っても工事日調整の連絡が入らない場合は、NURO 光のサポートデスクへ問い合わせる事が最善と言えます。
工事日の変更、キャンセルをした際も次回の工事日が決定するまでに時間を要する場合がある為、出来るだけ変更なく当初の日時で工事を行うようにすると良いでしょう。
また、1回目と2回目の工事はあまり期間を開けずに、可能ならば2日間連続で入れてしまった方が楽に感じるようです。
「知らない番号だから」と工事日調整の電話に出なかったり、工事日を忘れて外出してしまいできなかったりすると、より工事が遅れる原因となりますので注意が必要です。
NURO 光を引くことを決め申し込んだら、知らない番号からかかって来ても必ず電話はとるようにしましょう。
②開通工事が混み合っていて予約が取れない
2回目の屋外工事はNTTが行いますが、現在NTTの回線工事はパンク状態となっており、平均して開通までに時間がかかっています。
この日程がなかなか決まらなかったり、一度決まった工事日が変更になってしまうこともあります。
NTTの工事に早く来てもらうための対処法
引っ越しシーズンと言われている2~4月、7~8月の繁忙期を避けて申込み、工事をお願いする事でスムーズに開通まで進むケースがあります。
また、あまりにも遅いと感じた時にはNUROのサポートセンターに直接電話し(NTTではなくNUROです)工事が遅い旨を伝えると、NUROからNTTヘ催促の連絡を入れてくれるため、緊急用に開けてあった時間枠に入れてもらえるケースがあります。
※開通までの期間を平均すると、約3~4週間程です。
まとめ
NURO 光の工事は「工事」と言われる程大がかりな作業は行わない為、「取り付け作業」程度の認識で問題ありません。
また、工事自体の所要時間も~1時間と比較的速く済む為、予定が潰れてしまうといったような事も少ないのではないでしょうか。
その他光回線と比べるとどうしても開通まで多少時間がかかってしまいますが、世界最速のインターネット回線を利用出来る事を考えたら、我慢もできるのではないでしょうか。
今後NURO 光を使用する事を検討されている方が居ましたら、是非参考にして頂ければと思います 。